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2017.09.07 (Thu)

かぶせ部門 〜萬勇鞄で働く社員の声〜

カタログや展示会でランドセルを見ることはできますが、どんな会社で作られているのかということを知る機会はなかなかないですよね!
萬勇鞄のことを知っていただくために、今回から社内インタビューとして萬勇鞄で働く社員の声をお伝えしていきます。
「萬勇鞄ってどんな会社なの?」
と気になってる方に社員の声を通して、萬勇鞄のランドセル作りや会社の雰囲気を感じてもらえるとうれしいです♪

萬勇鞄のランドセルをつくる部門は、「かぶせ」「前段」「まとめ」の3つに分かれています◎
今回は、かぶせ部門のリーダーである伊藤にインタビューします!
※「かぶせ」とはランドセルのフタの部分です


ミシンが好き、だからランドセルを作っています

あなたの仕事の内容は?

「ランドセルのかぶせを作りミシンで踏んでいくこと、背中部分とかぶせをくっつけて縫っていくことが主な仕事です。入社して9年半ほど、この仕事をしています。」


入社のきっかけは?

「学生時代には、専門学校で服を作っていました。私はミシンで縫うことが好きなので、ミシンを使える仕事を探していたというのがきっかけです。そういう意味では入社してからこれまで、ずっとやりたいことをやらせてもらっています。」


仕事で辛いと感じたことはありません

これまでお仕事の中で辛かったことは?

「私は学生の頃からミシンで縫うことに慣れていますし、ミシンが好きで家でもよく使っています。ミシンに慣れていない人だとちょっと不便があるかもしれませんが、私の場合はあまりミシンで苦労したことはありません。入社した頃は今までに使ったことがない大きなミシンに手こずりましたが、2、3日で慣れることができました。自分が好きなことなので、辛いということはなかったです。」


かぶせはやっぱり大事な部分

意識するポイントは?

「作っているときは無心ですが、集中していないとミシンは蛇行することもあります。まっすぐになっているべき箇所で少し曲がってしまうだけで気になるので、集中して一つ一つの作業を行うということが頭にあります。どこのパーツも重要なのは一緒だと思いますが、かぶせはランドセルの外側で目に見えやすいため、やっぱり大事な部分だと思います。一年生が使うランドセルに傷やシワがあるのは嫌だと思うので、自信を持って持ち歩けるランドセルになるように気をつけています。」


工程の中で難しいところは?

「コードバン、牛革、人工皮革の中で、一番縫いにくさを感じる素材はコードバンです。人それぞれの縫い方によって違いがあるかもしれませんが、コードバンはとても革が硬く丈夫なので、ピッチ(縫い幅)を保つのが難しく感じます。革が硬いからといって、あまり強く押しすぎてもピッチが広くなってしまいます。ランドセルで使用する生地は、普通の生地と比べて厚みが違うので大変だと思いました。」


特に縫いにくい部分は?

「かぶせをつなげる際、1本目を縫い終わり、ピアノ線というワイヤーを入れて2本目を縫うときは特に縫いにくいです。ミシンの針でピアノ線を踏んでしまうと針がダメになってしまいますし、蛇行してしまうので、そこには特に神経を使っています。」


ランドセル作りは私の生きがいです

あなたにとってランドセルとは?

「ランドセルとは?と聞かれるとちょっとお答えするのが難しいですが、私は人に喜んでもらえることが好きですし、作ることが好きです。私にとって、ランドセル作りは生きがいです。縫うのが楽しいですし、ランドセルを作っているのが楽しいんです。」


ー萬勇鞄のランドセルは手縫いのイメージが強いですが、ミシンで縫われる箇所ももちろんあります。
ミシンで縫うことが大好きで入社したという伊藤ですが、9年経っても冷めることのない情熱でランドセル作りに取り組んでいるようです◎
次回は、前段部門のリーダーである児玉にインタビューします♪


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