汚れや傷に強い人工皮革のランドセルは、活発なお子さまにぴったりですね。
天然皮革のものと比べると劣化が分かりにくいので、一度買ったら、その後の管理について
は気にされないパパやママも多いかもしれません。
しかし、水に濡れたままや、汚れたままで長い間放っておいたりすると、色落ちや劣化につ
ながります。
人工皮革(クラリーノ・タフガード)ランドセルのお手入れ
人工皮革は、ランドセルの素材の中でもお手入れが簡単です。皮革用のオイルやクリームで
のお手入れは、表面が剥げたりヒビが入ることにつながるので、必要ありません。
お子さまが6年間キレイに使えるように、正しいお手入れの仕方をまずはパパとママで覚
えておいてあげましょう。
濡れてしまったとき
乾いた布でしっかり水気を取って、自然乾燥させてください。
ランドセルは通常のかばんに比べてパーツが多く、複雑なつくりをしています。乾いたよう
に見えても、他に濡れている場所がないか、よく確認しましょう。
温風ヒーターやストーブで乾かすと、高熱で溶けたり変形するおそれがあるので注意して
ください。ドライヤーで乾かすのも控えた方が良いでしょう。
雨だけではなく、汗で背あての部分や肩ベルトが濡れてしまうこともあります。その場合も
乾いた布で汗を拭き取り、風通しのよい日陰で乾かしてください。
汗のベタつきが気になる場合は、下記で水拭きの方法をご紹介していますので参考にして
みてください。ベタつきを事前に防ぐ方法としては、ランドセルにつける背中用の汗取りパ
ットを使ってみるのも良いかもしれません。
汚れてしまったとき
まずは乾いたタオルで汚れを拭います。軽い汚れならこれだけでキレイになることが多い
です。
乾拭きで落ちない汚れの場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布を硬く絞って、水拭きします。
その後はやわらかい布で乾拭きして、風通しのよい日陰で自然乾燥させましょう。
そのほか、皮革用のクリーナーで染料が入っていないものをお持ちであれば、ランドセルに
お使いいただくこともできます。
ただし、ランドセルは、革素材に染料を染み込ませて様々なカラーを出しています。クリー
ナーの量が多かったり、汚れを落とす際に強くこすってしまうと、色落してしまう可能性が
あります。人気のピンクや水色など明るいカラーは、特に色落ちが目立ってしまうので注意
が必要です。
発色の美しさは、人工皮革のランドセルの特長のひとつです。お子さまが選んだお気に入り
のカラーが色落ちしてしまっては大変ですね。基本的には布で拭き取るのみのお手入れで
大丈夫です。お持ちのクリーナーを使いたい時は、まずランドセルの底など目立たない場所
に使って試してみましょう。
6年間を、強いパートナーと共に。
人工皮革のランドセルが丈夫にできているとは言っても、6 年間を一緒に過ごすうちに、取
れない汚れや傷が出てくるかもしれません。
少しずつ積み重なる傷や汚れも、小学校の生活をともに過ごしてきた証。
日ごろのお手入れを続ける中で、愛着に変わっていくことでしょう。
元気いっぱいのお子さまが、ランドセルの水気や汚れを放って遊びに出かけてしまうこと
もあるかもしれません。そんな時はぜひ、パパやママから「こうすると長持ちするよ」とお
手入れの仕方を教えてあげてください。
ひとつのものを大事に使い続けることの良さを、ランドセルを通して学んでくれると思い
ます。
強くて丈夫な萬勇鞄のランドセルが、お子さまの 6 年間を支える、頼れるパートナーにな
れたら嬉しく思います。