ランドセルを作っている萬勇鞄って、一体どんな会社なの?
と思っているみなさんに萬勇鞄について知っていただくため、工房で働く社員にインタビューを行います!
萬勇鞄という会社、ランドセルが作られる工房がどんな雰囲気なのか想像しながらご覧くださいね♪
萬勇鞄のランドセルをつくる部門は、「かぶせ」「前段」「まとめ」の3つに分かれています◎
前回は
かぶせ部門の伊藤にインタビューしました。
今回は、前段部門を代表して児玉にインタビューします!
※「前段」とは、ランドセルのかぶせ(フタ)を開くと見える階段状の部分です。
ものづくりがしたいという想い
あなたの仕事の内容は?
「ランドセルの前段と言われる部分を作っています。簡単に言えば、組み立ててミシンをかけるということになります。私の担当している仕事内容は、『目視でのバランスの確認』『くっつける』『穴をあける』ことです。」
入社のきっかけは?
「私はもともと接客関係の仕事をしていたのですが、ものづくり関係の仕事をしてみたいなという想いがありました。いろいろ調べていたら萬勇鞄の求人を見つけ、応募したのがきっかけです。」
チャンスがもらえる喜び
やりがいを感じるときは?
「私が担当しているミシンは、以前は専務が担当していました。私にはミシンまで担当させてもらいたいという想いがあり、その想いを伝えたところ、専務からミシンがけまで任せてもらえることになりました。責任のある作業ではありますが、自分の希望で担当させてもらっていることにやりがいを感じて仕事をしています。私がここのミシンを任せてもらって4ヶ月くらいになるんですが、リズムよく問題なく進められているときにうれしいなと思います。これまでにミシンがうまくいかなかったとき、失敗ばかりしてしまうときもあったので、作業が滞りなく進んだときはやっぱりうれしいです。」
一つ一つ丁寧にという気持ち
意識するポイントは?
「とにかく一つ一つ丁寧にできあがるように心がけています。これまで以上にそう思うようになったのは、お客さまと直接お話させていただいたことがきっかけです。私の最初の頃の仕事は、生地に粘着シートをただ貼るという作業でした。そんな中、展示会でお客さまから『こういう機能で他のランドセルと比べてるんだよねー』とか『こういうところに注目してるんだよねー』という生の声を聞かせていただきました。お客さまは細かいところもしっかり見ているということを、意識して作らないといけないなと考えが深まりました。
同じように展示会でお客さまが、『値段の割にはしっかりしてるね』という言葉をかけてくださったことが心に残っています。ランドセルの中には、薄くてすぐにぐにゃっと崩れてしまうにも関わらず9万円、10万円するものもあります。もしかしたら、そういったものと比べて言われたのかもしれません。しかし、萬勇鞄のランドセルも安いものではないので、そこはちょっと身が引き締まりましたし、一つ一つちゃんとやらないという気持ちが強くなりました。」
前段の工程で気をつけることは?
「前段では歪みを見ることが多いです。ミシンでくっつけて組み立てたものが歪んでいないか見つつ、歪んでいたら直して貼り合わせるという作業を行います。また、自分たちの穴あけ一つでランドセルの横顔や前からの印象が変わってしまうため、目視で確認するときには注意しています。
細かいところでいうと、ミシンをかける際には、ピッチ(縫い幅)が揃っているか、蛇行していないかといった点に気をつけています。」
小学校時代に寄り添うランドセル
あなたにとってランドセル(作り)とは?
「ありがちな言い方になってしまうかもしれませんが、一度しかない小学校時代に寄り添えるようなランドセルを作ることです。」
ーお客さまからいただいた声を原動力に日々の仕事に取り組んでいるようですね◎
次回は、まとめ部門のリーダーである照井にインタビューします♪