萬勇鞄のランドセル作りに対する考え方や、会社の雰囲気を皆さんに少しでも感じていただきたい!ということで、前回に引き続き社内インタビューを行います!
これまでのインタビューでは、「かぶせ」「前段」「まとめ」のランドセルをつくる3つの部門と、販売に携わる「接客」部門の社員、萬勇鞄のランドセルをデザインしている
専務の声をお伝えしました。
今回は、萬勇鞄の社長にインタビューします!
丈夫で飽きのこない萬勇鞄のランドセル
萬勇鞄はどんなランドセルを作りたい?
「ランドセルは、6年間お子さまが背負って小学校に通うものです。単なる教科書を入れる道具かもしれませんが、楽しく登下校するためのアイテムになってほしいと思います。お子さまの好きなデザインや色によって、ランドセルがお気に入りのものになるだけでなく、6年間飽きのこないランドセルを作りたいと考えています。」
ランドセル作りへの信念、想いは?
「萬勇鞄のランドセルの特徴としては、『手縫い』が挙げられます。日本全国のランドセルメーカーの中でも、手縫いを行うメーカーは数少ないです。もともと手縫いの技術は、鞍(くら)と呼ばれる馬具からきています。鞍の一部分(騎乗の際に足を引っ掛けるところ)は手縫製でした。落馬してしまうと命に関わるため、当然のことながら馬具には丈夫さが求められます。手縫いすることにより、糸が2、3箇所切れた場合にも連動して切れたりほつれたりしないため、耐久性が増すのです。
戦前から名古屋地区の人々は馬具を作っていて、ランドセル作りをする人がそれを継承して手縫いを始めました。このような技術と伝統をランドセル作りで引き継いでいきたいですし、お子さまには丈夫なランドセルで、安心して6年間を過ごしてもらいたいと考えています。」
お客さまの笑顔こそ、ものづくりの楽しさ
あなたにとってランドセル(作り)とは?
「ランドセル作りを続けている一番大きな理由は、ものづくりの楽しさです。私はランドセルを作っている父親のところに生まれました。自分は子供の頃、父親が作ったランドセルが店で並び、お客さまがその場ですぐにほしいと言って買ってくれることが嬉しかったですし、お客さまが鞄を手にとったときの笑顔が忘れられません。このような光景を目の当たりにしながら自然と親の手伝いをしていくうちに、ものづくりのおもしろさを実感し、この会社に入りました。
今ではショールームがありますが、数年前までは対面販売でお客さまに接する機会が多くありました。自分たちが作ったランドセルを直接お渡しするときに、すごく嬉しそうなお子さまの顔を見ると、こちらまで嬉しくなります。お客さまに笑顔になってもらえることが、ものづくり、ランドセル作りの楽しいところです。今後もお客さまとの距離が近いところで、仕事をしていきたいと考えています。」
ー今回は、萬勇鞄の社長のインタビューをお届けしました!
社長は子供の頃から、ものづくりに対して強い想いを持っていたようです◎
お客さまに笑顔になっていただけるようなランドセルを作るため、萬勇鞄のスタッフ一同、社長と共にこれからもランドセル作りを作っていきます!